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2006年2月21日
ワープロのサポート終了…東芝
東芝が、ついにワープロのサポートを終了するそうです。(東芝:サポート終了のお知らせ)
(ソース:スラッシュドットジャパン/MYCOM PCWEB)
東芝のワープロ「Rupo」は、一時代を築いた名シリーズです。
その誕生の軌跡は、NHKの「プロジェクトX」でも取り上げられました。(NHKプロジェクトX「運命の最終テスト」~ワープロ・日本語に挑んだ若者たち~ )
(初代機JW-10:情報処理学会Webサイト)
現在では発売・生産も終了し、サポートも終了するわけですが、「Rupo」の名は東芝製携帯の文字入力システム「Mobile Rupo」として残っています。
私の携帯もW31Tで、携帯の文字入力は「Mobile Rupo」を使っています。
(ITmedia:独自熟成を重ねる文字入力(文字入力前編))
さて、うちにも「Rupo」があります。
「JW90FX」という機種で、情報処理学会Webサイトに「JW90F」が紹介されています。
(JW90F:情報処理学会Webサイト)
残念ながら今は使っていませんが、まだまだ元気に動きます。
もう20年近く前に親が購入したものだそうです。
パソコンだと、まず20年は持ちませんね。(特にHDD)
以下の画像は、今デジカメのカードリーダーが手元にないので、携帯(W31T)で撮影したものです。
画質が悪いので後日デジカメで撮ったものと差し替えます。
ちょっと大きめで存在感があるフォルム。
液晶はモノクロ。
データはFDで入出力します。
付属の「東芝パーソナルワープロ入門書 JW90FX/90HX」によると、その特徴は
1.40字×20行超大型液晶表示
2.先進のラップトップデザイン
3.優れた文章作成能力
4.スピーディな処理能力
5.充実した印刷機能
6.豊富なオプション機能(別売り)
オプションでモデムカードがあり、パソコン通信ができたそうです。
iBookとツーショット。
「JW90FX」も一応内臓バッテリがあり、持ち運べますが大きさ的に無理です。
片手では持ち運べません。
ご自慢の40字×20行超大型液晶。
バックライトがないので、場所によっては見にくい時も。
(JW90HXという上位機種はバックライト装備)
キーボード。
今のパソコンとほぼ同じですね。
ただ、漢字の変換は「変換/次候補」キーだったり、「エンター」キーの代わりに「改行」キーがあったりします。
リボンです。
今のプリンターで言うインクの部分です。
いまどきリボンも売っている店が少ないようですが。
この「JW90FX」は、リボンがなくなっても感熱紙なら印刷できるそうです。
うちの父親が勤めていた会社は、あえてリボンを入れずに感熱紙で印刷をしていたそうです。
リボンは結構消耗が早いのです。
この製品は入門書を読むと1988年と書いてありました。
その7年後にはWindows95ブームが起こりました。
今は「JW90FX」が発売してからまだ18年です。
今から20年後には、どんな機器が家庭に普及しているのでしょうか?
- 投稿日時:2006年02月21日
- 最終更新日時:2008年12月27日
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- »東芝、ワープロ専用機のサポート業務を終了 from ユビキタスな昼とそうでもない夜
東芝は、同社のワープロ専用機「Rupo」シリーズのサポート業務を3月末で終了することを発表(MYCOM PCWEB). 東芝は世界で初めて日本語ワープロ「...-
- on 2006年2月23日 02:06
- [Read More]
Comments
日本ではもう終わってしまった感がありますね。
アメリカではまだ売られているそうですが。
ワープロの時代はもうおわったんやろかなー
パソコンあるしねぇ・・・