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2007年6月17日
第2回 「Web研」に行ってきました
2007年6月13日に行われた第2回 「Web研」ユーザーエクスペリエンス ワタシの流儀 ~最適化アプローチにみる、Flashクリエイターとマークアップエンジニアの違い~に参加してきました。
場所は外苑前のPLAZA246でした。
マークアップエンジニアとして、サイバーガーデンの益子貴寛さん、Flashクリエイターとして佐野勝彦さんが招かれました。
会場はだいたい100名程度を収容できるキャパがあるそうですが、今回は200名もの参加希望者がいたとのこと。
第1部
第一部は
第1部:ユーザーエクスペリエンスの考え方とアプローチ
と題してお二方のプレゼン。
まずは益子さんの「ユーザーエクスペリエンスを求めて」というプレゼン。
プレゼンで使用されたスライドはPDFでアップされています。
「アクセシビリティ」や「ユーザビリティ」などを単体で語る時代ではなく、ユーザ視点で考えたユーザーエクスペリエンス(User Experience: UE)の視点が重要なんですよ、というお話。
アクセシビリティ、ユーザビリティはユーザーエクスペリエンスを構成する一つの要素に過ぎない、とのこと。
アクセシビリティやユニバーサルデザインに固執して、アクセスした人全員から70点がもらえる八方美人のサイトではなく、そのサイトのターゲットユーザーから90点がもらえるサイトでないといけない。
プレゼンで例に出てきたのは日産自動車のサイト。
ホームページがフルFlashで構成されている、見栄えを重視したサイトです。
フルFlashはアクセシビリティやSEOなどで問題になりがち。
でも、そもそもFlashサイトを利用できないような障害を持った人が、車の情報が欲しいのか?という事。
その代わり、企業情報などの個別ページはフルCSSで構成されており、誰でもアクセスできるようになっている。
乱暴にいえば、ターゲットユーザーを明確化し、ターゲットユーザーの満足のためならFlashでも何でもOKということ。
八方美人なサイトは
- リソースが分散する
- コストパフォーマンスが悪い
- コンテンツのエッジ(個性)が失われる
という弊害があるそうです。
ただ、できるだけ、アクセシビリティやWeb標準に気を掛けると、よりよいサイトになりますよ、ということでした。
後半は「マークアップエンジニアができるユーザーエクスペリエンスの改善」という題で、ターゲットうんぬんに関わらず実装できるユーザエクスペリエンスの改善手法について。
これについてはスライドの後半を参照してください。
佐野さんのプレゼンは、自身の手がけたFlashの説明について。
シャープの亀山工場のFlashは本当にきれいですね。
また、デジタル時計にアナログの要素を取り入れたFlashは発想がすごいと思いました。
…Flashは詳しくないので、まともなコメントが書けなくてごめんなさい。
第2部
第2部は「ユーザーエクスペリエンス ワタシの流儀」と題して、益子さんと佐野さんの対談。
マークアップは誰でもソースが見えるけど、Flashはソースが見えないという大きな違いがあったりします。
一番の違いだと思うのは、コーダーは「訪問者の期待を裏切らない。しっかりと情報を伝えること」を目標にするが、Flashは「(良い意味で)裏切ること」だという話。
やっぱりFlashは見た目やインパクトが重要ですね。
第2部は話に聞き込んでしまって、大してメモ取ってなかったのでこれぐらいしか書けません(ォィ)
質疑応答で、FlashはSEO的にどうなのか、という質問が出ましたが、益子さんによると、ソースがSEOに関与する割合は3割ぐらいで、外部からのリンクの方が遙かに重要、ということでした。
やっぱりソースだけじゃだめなんですね。。
感想
今は、SEOやらアクセシビリティやらで盛り上がってますが、肝心なのは訪問するユーザがどう思うことですね。
ユーザーエクスペリエンスが重要だという益子さんの話は大変参考になりました。
佐野さんの話も、非常に参考になりました。特に、マークアップエンジニアとの同一点や違いが分かって良かったです。
相変わらずまとまりのないレポート書いてごめんなさい。。
- 投稿日時:2007年06月17日
- 最終更新日時:2008年12月27日
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- »ユーザエクスペリエンスって何だ? from NobuMatsu Blog
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- on 2008年6月21日 18:17
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