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2006年9月 2日

Movable Type 3.32日本語版アップグレード備忘録

先月Movable Typeを3.31にアップグレードしたばかりですが、Movable Type 3.32日本語版の提供が開始されているので、3.32にアップグレードしてみました。

3.31-jaから3.32-jaの変更点は、公式サイトによると

  • ログのフィルタ(分類)に「検索」が含まれていなかった
  • エントリー・タグの処理を最適化
  • テンプレート名に[と]が含まれているとインデックステンプレートの再構築でエラーになっていた
  • タグの数に公開されていないエントリーに付いている分も含まれていた
  • コメントを投稿するとブログの説明欄のテキストが文字化けすることがあった
  • カテゴリーのフィールドを非表示にしてエントリーを編集するとカテゴリーの関連付けが壊れていた
  • プライベート設定されたエントリー・タグがダイナミック・パブリッシングで表示されていた
  • 通知メールでURLが切れていた
  • ダイナミック・パブリッシングで日付アーカイブではMTEntriesのcategory属性が正しく動作していなかった
  • SQLiteのJOIN句の最適化
  • あるブログでタグの名前を変更するとすべてのブログでタグの名前が変更されてしまっていた
  • XML-RPCのエラーメッセージが仕様に違反していた
  • コメント・プレビューテンプレートでHTMLがエンコードされなくなってしまう

ということで、バグフィックスがメインですね。
私も早速アップグレードしてみました。


3.3シリーズに3.2からアップグレードする場合、従来のmt-config.cgi(Movable Typeの設定ファイル)がそのまま使えるので、3.31の時は昔のmt-config.cgiを流用していましたが、今回は3.32に付属のmt-config.cgiを設定し直してみました。

アップグレード方法は、まずFTPソフトでMTのインストールされたフォルダを丸ごとダウンロードして保存。
そして、思い切ってフォルダを空にします。
その後、ダウンロードした3.32のファイルのうち、mt-config.cgi-originalを設定し直し、mt-config.cgiにリネームしてアップロード。
そして、忘れてはいけないのが、今まで入れていたプラグインのアップロード。忘れて再構築すると痛い目に遭う。
最後にパーミッションを確認して、mt-check.cgiにアクセスして異常がないか確かめた後、mt.cgiにアクセス。
これでアップグレードは完了。簡単ですね。
3.2からのアップグレードでも、上記の手順でアップグレードできると思います。


mt-config.cgiの設定方法ですが、私はさくらのレンタルサーバでMySQLの使用でしたので、MySQL以外の設定場所はコメントアウトしました。

短いので全文載せてみます。
15行目のCGIPathと、28行目からのMySQLの部分を、自分のサーバに合わせて設定を変更します。
たまに、mt-config.cgiの設定を間違ったままmt.cgiを実行すると、「mt.cgi」のファイルがダウンロードされてしまいます。
その場合、そのまま保存か、もしくはその場で開けば、どこか悪いのかを教えてくれるエラーメッセージが表示されます。(少なくとも私の場合は表示されました。)
MySQLを使用する場合、他のデータベースを利用するときに必要なdbフォルダは必要ありません。

## Movable Type configuration file ##
## ##
## This file defines system-wide settings for Movable Type ##
## In total, there are over a hundred options, but only those ##
## critical for everyone are listed below. ##
## ##
## Information on all others can be found at: ##
## http://www.sixapart.jp/movabletype/manual/config

################################################################
##################### REQUIRED SETTINGS ########################
################################################################

# The CGIPath is the URL to your Movable Type directory
CGIPath http://www.example.com/cgi-bin/mt/

# The StaticWebPath is the URL to your mt-static directory
# Note: Check the installation documentation to find out
# whether this is required for your environment. If it is not,
# simply remove it or comment out the line by prepending a "#".
# StaticWebPath http://www.example.com/mt-static

#================ DATABASE SETTINGS ==================
# REMOVE all sections below that refer to databases
# other than the one you will be using.

##### MYSQL #####
ObjectDriver DBI::mysql
Database DATABASE_NAME
DBUser DATABASE_USERNAME
DBPassword DATABASE_PASSWORD
DBHost localhost

##### POSTGRESQL #####
# ObjectDriver DBI::postgres
# Database DATABASE_NAME
# DBUser DATABASE_USERNAME
# DBPassword DATABASE_PASSWORD
# DBHost localhost

##### SQLITE #####
# ObjectDriver DBI::sqlite
# Database /path/to/sqlite/database/file

##### BERKELEYDB #####
# DataSource /path/to/database/directory

DBUmask 0022
HTMLUmask 0022
UploadUmask 0022
DirUmask 0022

HTMLPerms 0777
UploadPerms 0777


最後の

DBUmask 0022
HTMLUmask 0022
UploadUmask 0022
DirUmask 0022

HTMLPerms 0777
UploadPerms 0777

ですが、さくらのインターネットサーバでブログをPHP化している場合、この設定を追加することが必須のようです。
というのも、さくらのインターネットサーバでPHPを使う場合、パーミッションを705か755にしないと500エラーが出てくるので…
標準の設定だと、MTはPHPもパーミッションを666で出力するので500エラーが出ます。
私も、最初すっかりこのことを忘れていたので、再構築したらいきなり500エラーが出て驚きました(^_^;
Movable Type備忘録さんのMovableType3.3をインストールするを参考にさせて乗り切ることができました!
この場を借りてお礼申し上げます。

あくまで、自分の備忘録のために書いているのでいささか不親切な文章ですが、お役に立てたら幸いです。

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何にもないぶろぐ - MovableType 3.32
にアップグレードしてみました。


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